社用携帯の留守番電話サービスに毎月お金がかかっていることに気づいて、本当に必要なのか気になっていませんか。
結論から言うと、留守番電話サービスは月額300〜400円程度の有料オプションで、無料のアプリだけで完全に代替できるものではありません。
この記事では、経理の現場で長年コスト管理に携わってきた視点から、社用携帯の留守番電話の必要性とコストの考え方を整理します。
社用携帯の留守番電話サービスは有料なのか?
留守番電話サービスの料金は、docomo・au・SoftBankいずれも月額300〜400円程度が相場です。
主要3キャリアとも、留守番電話サービスの料金は月額330円前後に設定されています。
月額330円前後という価格は、一見小さく見えても台数が多いと無視できない金額になります。
キャリアごとの料金に差はあるのか?
docomoの留守番電話サービスは月額330円、SoftBankの留守番電話プラスも月額330円、auの電話きほんパックも月額330円と、大きな差はありません。
キャリア選びの決め手にはなりにくい項目といえます。
- 料金差が小さくキャリア選びの決め手にはならない
- 他の条件で比較するのが現実的
他の条件と合わせて総合的に比較するのが現実的です。
通信品質やサポート体制なども含めて判断したいところです。
- 3キャリアとも月額330円前後で横並び
- 上位プランは440円になる場合も
法人携帯でかけ放題は必要?かけ放題のメリットと格安SIMの利点についてで紹介した料金プランの見直しと合わせて検討したいポイントです。
通話プランとオプションは、セットで見直すと効果が分かりやすくなります。
一度に見直すことで、担当者の手間も一度で済みます。
台数が多いとどのくらいの金額になるのか?
50台の社用携帯全てに留守番電話をつけると、月額1万6,500円、年間では約20万円のコストになります。
台数が多い会社ほど、このコストは無視できない規模になっていきます。
- 台数が多いほどコスト増が顕著になる
- 年間コストで試算すると実感しやすい
年間コストで試算してみると、削減の余地に気づきやすくなります。
月単位では気づきにくい金額も、年間で見ると印象が変わります。
これだけの金額になると、本当に全台に必要かどうかを見直す価値が出てきます。
無料のアプリで代替することはできるのか?
無料アプリでの代替可否については、誤解されがちなポイントがあります。
ビジュアルボイスメールは無料なのか?
iPhoneのビジュアルボイスメール機能自体は無料ですが、これはキャリアの留守番電話サービスの上に乗る表示機能であり、単独では動作しません。
この仕組みを誤解している人は意外と多いようです。
無料という言葉だけで判断すると、思わぬ見落としにつながります。
ビジュアルボイスメールは、あくまで留守番電話サービスを見やすく表示するための機能にすぎません。
完全無料の代替アプリはあるのか?
サードパーティ製の無料留守電アプリも存在しますが、法人携帯のセキュリティポリシー上、インストールが制限されているケースも少なくありません。
MDMで管理されている端末では、そもそもインストール自体ができないこともあります。
導入前に管理者へ確認しておくとスムーズです。
- サードパーティ製アプリは制限される場合も
- セキュリティポリシーとの兼ね合いが必要
安易に無料アプリへ切り替える前に、社内のセキュリティルールを確認しておくことが大切です。
情報システム担当者に確認してから導入するのが安全です。
- 導入前に情報システム担当者へ確認する
- ルール違反による指導を避けられる
事前確認を怠ると、後から指導の対象になってしまうこともあります。
良かれと思った行動が、思わぬトラブルの種になることもあります。
留守番電話がないとどんなリスクがあるか?
留守番電話がない場合のリスクは、重要な連絡を取りこぼしてしまう可能性があることです。
取引先からの連絡を逃すとどうなるか?
留守番電話がないと、電話に出られなかった際に相手が用件を残す手段がなく、折り返しの際に用件が分からないまま連絡することになります。
特に急ぎの案件では、この空白時間が大きな痛手になりかねません。
連絡が取れない時間が長引くほど、相手の不安も大きくなります。
- 連絡が取れない時間が長引くほど不安が増す
- 用件不明のまま折り返すのは手間がかかる
用件が分からないままの折り返しは、取引先に余計な手間をかけてしまうことにもなります。
着信履歴だけで対応するとどうなるか?
着信履歴だけを頼りに折り返す運用は、緊急度の高い連絡と軽微な連絡の区別がつきにくいという問題もあります。
優先順位をつけられないまま、順番に折り返すしかなくなってしまいます。
本当に急ぎの連絡を後回しにしてしまうリスクもあります。

転送電話サービスとはどう違うのか?
転送電話サービスとの違いは、着信を別の番号へ回すか、メッセージとして残すかという点にあります。
転送電話と留守番電話は併用できるのか?
キャリアによっては、転送電話サービスを有効にすると留守番電話サービスが停止する仕組みになっている場合があるため、注意が必要です。
両方使えると思い込んでいると、思わぬ設定ミスにつながります。
設定変更の履歴を残しておくと、後から見直す際にも役立ちます。
- 転送電話と留守番電話は併用できない場合も
- 設定前にキャリアへ確認しておく
事前にキャリアへ確認しておかないと、意図しない設定になってしまうこともあります。
設定変更前に、必ずキャリアのサポート窓口で確認しておきましょう。
担当者が変わっても対応できるよう、確認内容を記録しておくと安心です。
どちらを優先すべきか?
外出が多い担当者には転送電話、社内にいることが多い担当者には留守番電話というように、役割に応じて使い分ける会社もあります。
役割ごとの使い分けは、無駄なオプション契約を減らす近道でもあります。
全社一律のルールにこだわりすぎない柔軟さも大切です。
コストを抑えつつ運用するにはどうすればいいか?
コストを抑える運用は、全台一律ではなく必要な回線に絞って契約することです。
どの回線に絞るべきか?
顧客対応が多い営業担当や代表電話には留守番電話をつけ、社内利用が中心の回線は外すといった使い分けが現実的です。
全員一律で契約するより、役割に応じた見直しのほうが効果的です。
回線ごとの使い分けによって、年間数万円単位のコスト削減につながることもあります。
定期的な見直しは必要か?
法人携帯の料金プランを比較する際に、留守番電話などのオプション契約も棚卸ししておくと、思わぬ無駄を発見できることがあります。
オプションの棚卸しは、年に一度のペースで行う会社が多いようです。
スマホと固定電話ではどう考え方が違うか?
固定電話との考え方の違いは、代表番号か個人の番号かによって求められる機能が変わることです。
代表番号にはどんな機能が必要か?
会社の代表番号として使う回線には、取りこぼしを防ぐためにも留守番電話や転送電話をセットで契約しておくのが安心です。
代表番号は会社の顔ともいえる存在のため、特に慎重な対応が求められます。
対応の質がそのまま会社の印象につながることもあります。
- 代表番号には留守電と転送のセットが安心
- 個人回線は業務内容に応じて判断する
会社携帯でおすすめの契約は?キャリアのさまざまな比較とコスト削減のポイントで紹介した契約の考え方も、オプション選びの参考になります。
個人の携帯番号にはどこまで必要か?
個人に紐づく番号であれば、その社員の業務内容に応じて留守番電話の要否を柔軟に判断してよいでしょう。
内勤中心の社員であれば、不要と判断するケースも十分にあり得ます。
業務内容に応じた判断を行うことで、無駄なオプション料金を抑えられます。
まとめ:「社用携帯の留守番電話は必要か」
社用携帯の留守番電話サービスは、月額300〜400円程度の有料オプションで、無料アプリだけでは完全に代替できません。
全台に必要かどうかを見直し、役割に応じて契約を絞ることで、コストを抑えながら必要な機能を維持できます。
今回のポイントを、改めて簡単に整理しておきます。
- 留守番電話は主要3キャリアとも月額330円前後
- 無料アプリは有料サービスが前提の場合が多い
- 回線ごとの使い分けでコストを抑えられる
経理の現場で数多くのコスト管理を見てきた立場から言えば、小さなオプション料金の見直しこそ、積み重ねると大きなコスト削減につながると感じています。
自社の留守番電話やオプション契約の内容を今一度確認し、必要であれば見直してみてください。
最新の料金プランをよく確認したうえで、自社に合った契約先を選んでみてください。










