法人携帯の端末代がかさんで、もっとコストを抑えられないかと悩んでいませんか。
結論から言うと、SIMのみ契約にして端末を使い回せば、月々のコストを大きく圧縮できます。
この記事では、経理の現場で長年コスト管理に携わってきた視点から、法人携帯をSIMのみ契約で導入する方法と注意点を整理します。
SIMのみ契約とはどんな仕組みなのか?
SIMのみ契約の仕組みは、端末を購入せず通信回線だけを契約する方法です。
取り扱う事業者が増えたことで、比較検討の選択肢もかなり広がりました。
- 大手キャリアも法人向けプランを拡充中
- 格安SIMとの価格差も縮まりつつある
近年は大手キャリアも法人向けのSIMのみプランを積極的に拡充しています。
格安SIMとの価格差も徐々に縮まりつつあり、選択の幅がさらに広がっています。
自社の利用実態に合わせて柔軟にプランを選べるようになった点も、大きな変化です。
法人契約でも一般的な方法なのか?
個人向けのイメージが強いかもしれませんが、法人向けにSIMのみ契約を用意している事業者は珍しくありません。
会社携帯でおすすめの契約は?キャリアのさまざまな比較とコスト削減のポイントで紹介した比較軸とあわせて検討する価値があります。
複数の事業者を比較する際は、月額料金だけでなくサポート体制もあわせて確認しましょう。
- サポート窓口の対応時間も比較材料に
- 法人向け専用窓口の有無も確認
トラブル時の対応スピードを左右するサポート窓口の営業時間も、比較材料として押さえておきましょう。
法人契約者向けの専用窓口があるかどうかも、いざという時の安心感につながります。
端末はどこから用意すればよいのか?
社内で余っている端末や、退職者から返却された端末を再利用する方法が現実的な選択肢になります。
倉庫に眠ったままの端末がないか、一度棚卸しをしてみるのもおすすめです。
棚卸しの際は、動作確認とあわせてバッテリー状態もチェックしておくと安心です。
- 棚卸しリストを作成して一元管理
- 状態別に再利用可否を仕分け
端末の型番や状態を一覧にした棚卸しリストを作っておくと、再利用の判断がしやすくなります。
状態の良いものと悪いものを仕分けておけば、優先的に再利用する端末を選びやすくなります。
コストはどのくらい抑えられるのか?
コスト削減の目安は、月額数千円かかる契約を1,000円台まで下げられる場合があることです。
契約プランを見直すだけで、年間数万円単位の削減につながることも珍しくありません。
台数が多い企業ほど、この差はより大きなインパクトになります。
端末代込みの契約とどのくらい差が出るのか?
一般的な法人携帯は月額2,000円から7,000円程度が相場とされますが、SIMのみ契約なら1,000円台に抑えられるケースもあります。
端末代を分割で支払っている契約では、この差がさらに広がる傾向があります。
浮いた予算を他の業務投資に回せる点も見逃せないメリットです。
- 浮いた予算をIT投資に振り分ける企業も
- 削減効果は決算資料にも反映しやすい
通信費の削減で浮いた予算を、業務効率化のためのIT投資に振り分ける企業も増えています。
削減効果は数字として明確に表れるため、決算資料や経営会議でも説明しやすいのが利点です。
定量的な根拠があると、社内での稟議も通しやすくなります。
10台、20台と規模が大きくなるほど、削減額は加速度的に膨らんでいきます。
経理担当としては、この積み上げの大きさをぜひ意識してほしいところです。
- 月次だけでなく年次でも効果を試算
- 削減額を可視化して社内共有
月々の削減額だけでなく、年間でどれほどの効果になるかも試算しておくと説得力が増します。
削減額をグラフなどで可視化して社内共有すれば、コスト意識の向上にもつながります。
格安SIMを使えばさらに安くなるのか?
格安SIM各社の音声プランは月額1,000円未満から用意されていることもあり、うまく選べばさらにコストを抑えられます。
複数社の料金表を横並びで比較してみると、意外な価格差に気づくこともあります。
同じデータ容量でも事業者によって数百円単位の差が出ることも珍しくありません。
- 比較サイトを使えば一括で確認できる
- キャンペーン情報も見逃さずチェック
料金比較サイトを活用すれば、複数の事業者のプランを一度に比較検討できます。
期間限定のキャンペーンを組み合わせれば、さらにお得に導入できる場合もあります。
端末のSIMロックはどう確認すればよいのか?
SIMロックの確認は、端末の販売時期によって扱いが異なる点です。
購入時期が古い端末ほど、事前確認の重要性が増してきます。
端末ごとの発売時期を一覧化しておくと、確認作業がスムーズに進みます。
- 一覧表はスプレッドシートで管理すると便利
- 購入時にも一覧を更新する習慣を
スプレッドシートで端末の発売時期や購入日を管理しておけば、必要な時にすぐ確認できます。
新しい端末を購入するたびに一覧を更新する習慣をつけておくと、抜け漏れを防げます。
担当者の異動時にも、この一覧を必ず引き継ぐようにしましょう。
最近の端末ならロックの心配はいらないのか?
総務省のルール改定により、2021年10月以降に発売された端末は原則SIMフリーで販売されています。
設定画面やキャリアの公式サイトから、ロック状況を確認する方法が用意されています。
- 確認方法は端末のIMEI番号から可能
- キャリアショップでの確認も選択肢
端末のIMEI番号を入力するだけでロック状況を確認できるサービスも用意されています。
自分で確認するのが不安な場合は、キャリアショップの窓口で相談する方法もあります。
手続き自体は数分で終わることが多く、思ったより手軽に確認できます。
ロック解除にお金はかかるのか?
2023年10月以降、SIMロック解除の手続きは無料で行えるようになっており、以前より手間もコストもかからなくなっています。
古い端末を捨てる前に、一度ロック状況を確認してみる価値はあります。
処分予定だった端末が、ロック解除だけで再び戦力になることもあります。
- 2021年10月以降の端末は原則SIMフリー
- ロック解除は2023年10月から無料
中古端末を使う場合の注意点は何か?
中古端末利用の注意点は、購入先の信頼性を必ず確認することです。
安さだけに惹かれて選ぶと、後々のトラブルにつながりかねません。
法人利用だからこそ、信頼性を優先した選定が求められます。
- 法人向け中古端末専門の業者も存在
- 保証内容を書面で残しておくと安心
近年は法人向けに特化した中古端末の販売業者も増えており、まとめ買いにも対応しています。
購入時の保証内容は口頭ではなく、必ず書面やメールの記録として残しておきましょう。
フリマアプリで購入するのは危険なのか?
フリマアプリでの購入は、前の持ち主の分割金未払いなどが原因で通信できなくなる「赤ロム」のリスクがあります。
法人携帯の買取は可能?売却前のデータ消去とセキュリティリスクで紹介した内容ともあわせて確認しておくとよいでしょう。
購入時だけでなく、将来的な売却や廃棄まで見据えて端末を選ぶことも大切です。
- リセールバリューの高い機種を選ぶのも一案
- 廃棄時のデータ消去手順も確認しておく
将来の売却を見据え、比較的リセールバリューが下がりにくい機種を選ぶのも一つの工夫です。
廃棄する際のデータ消去手順もあらかじめ確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
安全に購入できる方法はあるのか?
中古スマホ専門店など、保証や動作確認が付いた事業者から購入すれば、こうしたリスクを抑えられます。
数千円の差であれば、安心のために信頼できる店舗を選んだほうが結果的にお得です。
バッテリーやOSサポートは大丈夫なのか?
バッテリー・OS面の注意点は、使用年数に応じて劣化や更新終了のリスクが高まることです。
再利用する端末を選ぶ際は、価格の安さだけで判断しないことが重要です。
長く使うつもりなら、購入時に使用年数の目安を確認しておきましょう。
- 購入時に製造年月日も確認しておく
- 3年以上前のモデルは特に要注意
中古端末を選ぶ際は、購入時期だけでなく製造年月日まで確認しておくとより安心です。
発売から3年以上経過したモデルは、バッテリーやOS面のリスクが高まる傾向があります。
バッテリーはどの程度劣化するのか?
使用期間が1〜3年を超えると、バッテリー容量が目に見えて低下してくることが一般的です。
バッテリー交換サービスを利用すれば、端末そのものを買い替えずに延命できる場合もあります。
交換費用と新規購入費用を比較して、どちらが得か判断するとよいでしょう。
- 交換費用の相場も事前に把握しておく
- 業者によって費用差が出やすい
バッテリー交換の費用相場をあらかじめ把握しておけば、その場での判断に迷いません。
依頼する業者によって費用に差が出やすいため、複数社を比較するのがおすすめです。
OSアップデートはいつまで受けられるのか?
機種によってはOSのセキュリティ更新が数年で終了することもあり、長期利用にはこの点の確認も欠かせません。
サポート終了後もそのまま使い続けると、セキュリティ面のリスクが高まります。
購入前にメーカー公式サイトでサポート期限を確認しておくと安心です。
- サポート終了日をカレンダーで管理
- 終了前に買い替え予算を確保
サポート終了日をあらかじめカレンダーに登録しておけば、対応漏れを防げます。
終了時期が近づいたら、早めに買い替え予算を確保しておくと慌てずに済みます。
年度予算の編成時にあらかじめ組み込んでおくと、突発的な出費を避けられます。
データ消去や引き継ぎはどうすべきか?
データ管理の注意点は、再利用前に確実な初期化を行うことです。
初期化の手順をマニュアル化しておけば、担当者が変わっても対応がぶれません。
前の利用者のデータは残らないのか?
社内で端末を使い回す場合も、前の利用者のアカウントやデータを確実に消去してから引き継ぐ必要があります。
初期化を怠ると、退職者のアカウントが残ったまま業務利用してしまう恐れがあります。
特にクラウドサービスの自動ログイン設定は、見落とされやすいポイントです。
引き継ぎ時のチェックリストは必要か?
法人携帯の料金プランを比較する際にあわせて、端末引き継ぎ時のチェックリストを整備しておくと安心です。
チェックリストには初期化・データ移行・動作確認の3項目を最低限含めておきましょう。
運用開始後も定期的にリストを見直し、抜け漏れを防ぐ工夫が大切です。
- 見直しのタイミングを年次で固定
- 現場の意見を反映して改善
年に一度など見直しのタイミングを固定しておくと、形骸化を防ぎやすくなります。
実際に運用する現場の意見を取り入れることで、より実用的なリストに改善できます。
小さな改善の積み重ねが、長期的な運用コストの削減にもつながります。
まとめ:「法人携帯をSIMのみ契約でコストを抑える方法」
SIMのみ契約と端末の再利用を組み合わせれば、月々の通信コストを大きく圧縮することが可能です。
SIMロックや中古端末のリスクを踏まえたうえで、自社に合った導入方法を選ぶことが重要です。
今回のポイントを、改めて簡単に整理しておきます。
- SIMのみ契約は法人向けにも用意されている
- 2021年10月以降の端末は原則SIMフリー
- 中古端末は購入先の信頼性確認が必須
経理の現場で数多くのコスト管理を見てきた立場から言えば、端末代を見直すことが最も手っ取り早いコスト削減策だと感じています。
最後までお読みいただいた皆さまに感謝申し上げるとともに、無理のないコスト削減が実現し、経理業務にも余裕が生まれることを願っています。
出典・参照元


