社用携帯のコストを見直すなかで、スマホではなくガラケー(ガラホ)を選ぶという選択肢が気になっていませんか。
結論から言うと、2026年現在の法人向けガラホは4G対応で通話・SMSが問題なく使え、月々のコストとセキュリティ面で見直す価値のある選択肢です。
この記事では、経理の現場で長年コスト管理に携わってきた視点から、社用携帯をガラケーにするメリットと注意点を整理します。
社用携帯はガラケーでも業務は可能か?
ガラケーで業務が可能な理由は、通話とSMSが中心の業務であれば十分に対応できる性能があるためです。
かつての3G向けガラケーはすでに販売終了しており、現在流通しているのはすべて4G対応の「ガラホ」と呼ばれる機種です。
4G対応のガラホであれば、通話品質やSMSの送受信に問題が生じることはほとんどありません。
3Gサービスはすでに終了しているのか?
docomoの3Gは2026年3月に終了し、auは2022年、SoftBankは2024年に、いずれもすでに3Gサービスを終了しています。
3Gサービスの終了は、すべてのキャリアで完了している状況です。
過去に使っていた3Gの端末は、すでにどのキャリアでも利用できなくなっています。
- 3社とも3Gサービスはすでに終了
- 現行機種はすべて4G対応のガラホ
そのため、これから契約する法人携帯は自動的に4G対応の機種になります。
古い3G機種を今から新規で契約する心配はもうありません。
中古の3G端末を誤って購入してしまうリスクも、実質的になくなったといえます。
- 中古の3G端末を選ぶリスクも解消
- 今後はすべて4G対応機種に統一
端末選びの基準がシンプルになった点も、担当者にとってはありがたい変化です。
発注業務のミスも、選択肢が絞られたことで起こりにくくなっています。
新機種は今も発売されているのか?
docomoからは2025年8月にも新しいガラホの新機種が発売されており、今後もしばらくは選択肢が残る見込みです。
他キャリアでも、既存モデルの供給は当面続く見通しです。
とはいえ、スマホに比べると機種のラインナップは限られている点には注意が必要です。
ガラケーを選ぶとコストはどう変わるか?
コスト面での変化は、月々の料金がスマホより抑えられる傾向にあることです。
月額料金はどのくらい違うのか?
法人向けのガラホプランは、通話し放題とデータ1GB程度の組み合わせで月額1,000円台後半程度に収まることが多く、スマホプランより割安です。
台数が多い会社ほど、この差額は年間で見ると無視できない金額になります。
- ガラホは月額1,000円台後半が目安
- スマホは月額2,000円台後半が目安
会社携帯でおすすめの契約は?キャリアのさまざまな比較とコスト削減のポイントで紹介した料金比較の考え方も、ガラホ選びの参考になります。
複数キャリアで見積もりを取ることも、コスト削減の基本です。
キャリアによってプラン内容が微妙に異なるため、比較の手間を惜しまないことが大切です。
- プラン内容はキャリアごとに異なる
- 比較の手間が結果的にコスト削減に
比較検討にかける時間は、決して無駄にはなりません。
年に一度でも見直しの機会を作ることで、無駄な出費を防ぎやすくなります。
端末代金にも差があるのか?
本体価格もスマホより安く抑えられる機種が多いため、台数の多い会社ほど初期費用の削減効果は大きくなります。
初期費用の削減効果は、契約台数が多い会社ほど実感しやすいものです。
本体価格の差は、契約台数が多いほど総額としての影響も大きくなります。
- 本体価格の差は台数が多いほど拡大
- 初期費用全体の見直しにもつながる
初期費用を見直すきっかけとして、ガラホの導入を検討する会社もあります。
特に新規事業所の立ち上げ時など、まとまった台数を導入するタイミングで検討されることが多いようです。
ガラケーを選ぶとセキュリティはどう変わるか?
セキュリティ面での変化は、アプリをインストールできない分だけリスクが小さくなることです。
アプリのインストールができないメリットは?
そもそもアプリをほとんど追加できない機種であるため、私的利用アプリの混入やマルウェア感染のリスクを根本的に減らせます。
管理する側にとっても、余計な心配ごとがひとつ減ることになります。
管理コンソールでの監視業務そのものが不要になる点も見逃せません。
- アプリ関連の監視業務が不要になる
- 管理担当者の負担も軽くなる
管理担当者の業務負担が減ることも、地味ながら大きなメリットです。
少人数の情報システム担当者にとっては、特にありがたい変化といえます。
社用携帯のアプリはバレる?検知の仕組みと注意点を解説で紹介したような、アプリに関するトラブルの多くはそもそも起こりにくくなります。
入り口の段階でリスクを断てるのは、ガラホならではの強みです。
事後対応ではなく、そもそもの発生を防げる点が評価されています。
- 事後対応より未然防止が評価される
- 管理者の心理的な負担も軽くなる
未然に防げるという安心感は、管理担当者の心理的な負担を軽くしてくれます。
トラブル対応に追われる時間が減ることで、他の業務にも余裕が生まれます。
紛失時のリスクはどう変わるのか?
中古市場での転売価値が低いため、紛失や盗難にあった際の情報流出や不正利用のリスクも、スマホに比べて小さい傾向があります。
転売価値の低さは、意外と見落とされがちなセキュリティ上の利点です。
- 転売価値の低さは意外な利点
- 紛失時の心理的な負担も軽くなる
万が一のときの心理的な負担が軽いことも、地味ながら重要なポイントです。
- 転売価値が低く盗難リスクが小さい
- 情報流出のリスクも相対的に低い

どんな会社や部署に向いているか?
ガラケーが向いている職場は、電話とSMSのやり取りが業務の中心になっている現場です。
現場作業員や営業職には向いているか?
建設現場や倉庫作業など、耐久性やバッテリー持続時間を重視する職種では、ガラホのシンプルさがむしろメリットになります。
画面が割れにくい構造も、現場作業には向いています。
バッテリー持ちの良さは、充電の手間を減らしたい現場作業員にとって大きな魅力です。
- バッテリー持ちの良さが現場で重宝される
- 充電切れの心配が少ない
1日を通して充電を気にせず使える安心感は、現場では特に重宝されます。
逆に向いていないケースはあるか?
ビジネスチャットやクラウドサービスを日常的に使う職種では、アプリが使えないガラホは業務効率を下げてしまう可能性があります。
職種ごとの業務フローを踏まえて判断することが欠かせません。
アプリが使えないという制約は、業種によっては大きなデメリットにもなり得ます。
導入する際に注意すべき点は?
導入時に注意すべき点は、業務内容に本当に適しているかを事前に見極めることです。
全社一律で導入すべきか?
部署や職種によって必要な機能は異なるため、全社一律ではなく、業務内容に応じてスマホとガラホを使い分ける会社も増えています。
使い分けの判断は、部署ごとの業務内容をヒアリングするところから始まります。
現場の声を丁寧に拾うことで、無理のない運用ルールが作りやすくなります。
- 部署ごとに使い分ける会社も多い
- 業務内容の見極めが重要
法人携帯の料金プランを比較する際に、ガラホという選択肢も含めて検討してみると、コスト削減の余地が見えてくることがあります。
見落としていた選択肢に気づくだけでも、大きな一歩になります。
今後の機種ラインナップはどうなるか?
新機種の発売ペースはスマホに比べて緩やかなため、長期的な運用を考える際は在庫状況も含めて確認しておくと安心です。
代理店に長期的な供給計画を確認しておくのもひとつの方法です。
数年単位での運用を見据えるなら、早めの情報収集が安心につながります。
スマホと併用する方法はあるか?
スマホと併用する方法は、通話用のガラホとデータ通信用のスマホを目的別に使い分けることです。
2台持ちにはどんなメリットがあるか?
通話専用のガラホと、資料閲覧やメール確認用のタブレットやスマホを分けることで、それぞれの機器を目的に特化させて使えます。
持ち物が増える分、慣れるまでは多少の手間を感じるかもしれません。
専用のポーチなどを用意すれば、持ち運びの手間はある程度軽減できます。
- 通話とデータ通信を用途別に分けられる
- それぞれの機器を目的に特化できる
紛失時の被害も、機器ごとに分散させることである程度抑えられます。
一台にすべての機能を集約しないという発想自体が、リスク分散につながります。
セキュリティの世界では、こうした分散の考え方がよく用いられます。
導入コストは増えてしまうのか?
2台持ちにすると台数分の基本料金はかかりますが、ガラホ自体の料金が安いため、総額では大きな負担増にならないケースも多くあります。
実際に見積もりを取って比較してみると、想定より差が小さいことも珍しくありません。
- 見積もり比較で差の実感がつかめる
- 総額は想定より小さいことも多い
複数のプランを並べて比較することが、判断の近道になります。
2台持ちの総額は、想像しているよりも抑えられる場合が少なくありません。
運用してみて初めて分かるメリットも、意外と多いものです。
まとめ:「社用携帯はガラケーでも大丈夫か」
社用携帯をガラケー(ガラホ)にすることは、通話とSMS中心の業務であれば、コストとセキュリティの両面でメリットのある選択肢です。
一方でアプリが使えないという制約もあるため、業務内容に応じた見極めが欠かせません。
今回のポイントを、改めて簡単に整理しておきます。
- 現行ガラホは4G対応で通話・SMSも問題なし
- 月額料金はスマホより抑えられる傾向にある
- アプリが使えない分、セキュリティリスクも小さい
経理の現場で数多くのコスト管理を見てきた立場から言えば、通話中心の業務であれば、ガラホへの切り替えは意外と見落とされがちなコスト削減策だと感じています。
自社の業務内容とガラホの相性を今一度確認し、必要であれば見直してみてください。
最新の料金プランをよく確認したうえで、自社に合った契約先を選んでみてください。










